南あわじ市では、未来を担う若い世代を育むため、教育支援を一層強化します。私自身、北海道で育ち、厳しい環境の中で教育の重要性を深く実感しました。その経験をもとに、地域密着型の学習塾「なぎさ学習塾」を立ち上げ、教育支援活動に取り組んでいます。これを南あわじ市でも実現し、次世代を支える基盤づくりを進めます。

・ 奨学金等返済支援事業の見直し
所得制限を撤廃し、返還支援額を5年間で120万円からさらに引き上げ、多くの若者の経済的負担を軽減します。より多くの若者が安心して学べる環境を目指します。

・ 進学支援の拡充
高校生の通学や下宿を支援し、より自由な進学環境を整えます。通学にかかる時間や費用を軽減し、学業に専念できる環境を提供します。

・ 習い事の費用を支援する枠組みの整備
小中学生の学習機会を増やすため、学習塾の費用を市が一部負担します。「なぎさ学習塾」では、大阪市の塾代助成制度を活用し、より多くの子どもたちに学ぶ場を提供してきました。この経験を生かし、このまちでの充実した教育の機会を届けます。

これらの取り組みを通じ、地域の子どもたちが夢に向かって安心して学び、未来を切り拓く力を養える環境をつくります。

人口減少を食い止めるためには、移住者を増やす政策が不可欠です。

南あわじにはすでに「援移住支援補助金」や「マイホーム取得事業補助金」といった取り組みがありますが、これらの制度を再検証し、手続きの簡素化や利用条件の見直しを行います。支援にあたっては内容を分かりやすく提示し、移住後も安心して子育てができる環境を整えます。

加えて、リモートワークの活用によって教育や就労の選択肢を広げ、島外からも多様な人材を呼び込みます。

このまちはすでに18歳までの医療費を市が負担するなど、子育て支援に力を入れています。私はこれに加え、子育て世代がさらに暮らしやすい環境を作ります。

例えば、地元の自然や文化を生かした体験型授業を充実させることを考案しています。農業や漁業体験を通じて、子どもたちにこのまちの魅力を伝え、将来の「ふるさと」として誇りに思えるような施策を実施します。